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あだたん映画祭2日目のプログラムのお知らせ

11.19.2023

9:30 am

~

11.19.2023

3:30 pm

あだたん映画祭2日目(19日)のプログラムのお知らせ

11月19日(日)

09:30挨拶

09:45-10:22①子供向けアニメーションプログラム[間をみる]

10:40-12:10②マーク・エヴァンス監督『クレイドリーム』

13:30-14:15③相原信洋作品集7本

14:30-15:30④アーティストトーク「私にとっての“アニメーション”」

①子供向けアニメーションプログラム[間をみる]

ワークショップに関連した砂アニメーションを含め、様々な手法で作られたアニメーションのプログラム。

大月の魅力再発見『柏島』『月光桜』『ももいろサンゴ』『備長炭』『BBQ』『いちごおり』『備長炭』

大月小学校5年生・18日の砂ワークショップで制作したアニメーション

『タイムアウト』プリート・パルン/1984年/9分

デジタルファイルエストニアの巨匠、プリート・パルンの作品。

主人公の猫は朝の家事に追われているが、なかなか物事が片付かない。

やがて現実逃避の妄想世界に突入し、どんどん奇想天外な冒険が展開していく。

遊び心にあふれた様々なアイデアに彩られたおもちゃ箱のようなアニメーション。

『SPECIAL PROGRAM』監督:木畠彩矢香/2014年/3分

デジタルファイルサーカスの厨房から逃げ出した子豚は、コックに追われステージに追いつめられる。

突然始まった子豚とコックの命がけの追いかけっこに、観客は目を見張る。

全編砂で描画したアニメーション作品。

『砂の城』監督:コ・ホードマン/1977年/13分

デジタルファイル砂から生まれた不思議な「サンドマン」は砂から様々な形の生物を作り出す。

生き生きとしたキャラクターたちは城を作り、新しい家の完成を祝うが…。

砂という素材を巧みに使ったキャラクター造形と少し切ないラストの演出が秀逸。

カナダ映画制作庁に初めてアカデミー賞をもたらした作品。

②『クレイドリーム』監督:マーク・エヴァンス/2021年/96分/デジタルファイル 

『クローズド・マンディ』で第47回アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞し、

「クレイ・アニメーションの父」として知られる

ウィル・ヴィントン(1947〜2018)についての貴重なドキュメンタリー。

ヴィントンと彼のスタッフへのインタビューと資料映像を通じて、

アカデミー賞とエミー賞を受賞したウィル・ヴィントン・スタジオの盛衰を描き出す。

③ 相原信洋作品集(上映時間45分)

『やまかがし』監督:相原信洋/1972年/6分/16ミリ(デジタル版)

作者の幼少期の記憶をもとに、子供の視点を通して基地のアメリカ兵と娼婦の姿を描いたアニメーション。

降りしきる雨と黒いやまかがし(蛇)の姿に作者が当時社会に対して抱いたイメージが象徴的に表れている。

『おしろい羽根』監督:相原信洋/1972年/8分/16ミリ(デジタル版)

西洋絵画のキューピッドのイメージから始まり、

人工の羽根を持ったイカロス伝説を思わせる主人公が空を飛んでいく。

飛んでいくうちに風景は郊外から都市部へと移り変わり、

公害や急激な都市化といった科学技術は本当に人類を幸福にするのかといったテーマが垣間見える。

『短距離ランナー』監督:相原信洋/1973年/6分/16ミリ(デジタル版)

切り絵から生まれた、シュールな風景の中を走るランナー。

それを巨大な手が弄び、針で突こうとする。アスリートの苦悩を描いているかのようなアニメーション。

『ストーン』監督:相原信洋/1975年/8分/16ミリ(デジタル版)

岩石の表面や家の外壁に描かれるカラフルな線や色の動き。

北欧の風景を背景に、雲の動きや時間の変化も取り込んで繰り広げられるダイナミックな実験アニメーション。

『カルマ』監督:相原信洋/1977年/3分/16ミリ(デジタル版)

作者が得意とした抽象的アニメーションの1本。

雨のしずくが波や水泡、渦巻など様々な水のイメージへと展開していき、瞑想的世界が描かれる。

色鉛筆で繊細に描かれた線の動きが目を引きつける。

『YELLOW SNAKE』監督:相原信洋/2006年/11分

デジタルファイル黄色い指が画面の中心に描かれ、繊細な描線が画面全体を縦横無尽に動き回る。

瞑想的な音楽に乗って、円熟した作者の筆致からくる描線の迫力と、

動きを描く楽しさがスクリーンに溢れ出てくるような作品。

『BLACKFISH』監督:相原信洋/2006年/4分/35ミリ(デジタル版)

アニメーション100年を記念して制作されたオムニバス作品『TOKYO LOOP』の一編。

抽象と具象を行き来するダイナミックな描線が画面全体に展開し、カラフルな光の明滅の中から怪魚が姿を現す。

④アーティストトーク「アニメーションってなんだ??」-アニメーションと地域-

登壇:まさきまゆこ(あにめのいろは) × 中澤ふくみ(絵描き)

進行役:湯田舞(COSA運営マネージャー)

場所

COSA